JAXA宇宙探査イノベーションハブへのRFI(情報提供要請)を提出

2025年5月9日、JAXAにより定期公募が行われている宇宙探査に役立つ大学や企業技術のRFI(情報提供要請)において、京都府立医科大学循環器内科不整脈先進医療学講座の妹尾恵太郎先生と「ウェアラブルデバイスで取得可能なバイタルデータを用いた機械学習モデルにより、宇宙空間での患者重症度を予測し救急トリアージを行う技術」について共同提出しました。

本構想は月面滞在者の医療緊急事態において、ウェアラブルデバイスで取得可能なバイタルサイン(血圧・心拍・呼吸数・酸素飽和度・体温)のみから死亡や重症化を予測し、救急トリアージを行う機械学習モデルを構築するものです。

医療資源が限られる月面や宇宙空間において、重症者の緊急帰還の判断などトリアージを行う事を目指すもので、地上の災害医療現場や医療過疎地域、既往歴の不明な高齢者の救急要請時における適切な搬送先選定などにおいても、適用可能と考えています。

今回のRFIにおいては、●ハビテーション領域ヘルスケアサイエンスにおいてかなり具体的な技術要求が盛り込まれています。
有人宇宙開発の重要な一分野として、大学や企業様のすぐれた技術活用を積極的に提案して参ります。